足部について

今回は足部について考えていきたいと思います!


足は全身からみると小さく、さほど重要ではないと考えられがちですが

立っている時は身体の中で唯一地面と接する部位であり、

その小さな面積の中で全体重を支え、負荷が集中する部分です!


足部の異常により単に足が痛いだけでなく、

頭痛や肩こり、腰痛、膝痛の原因になることもあります!



人間の全身の骨の数は206個あり

そのうち足には片側26個、計52個という身体全体の約1/4が集中していて

体重を支え、歩く、走る、跳ぶなどの複雑な動作を行うために、

小さな骨が多く集まり身体を支えています!


足の骨は大きく足根骨、中足骨、趾骨に分けられます。

プロメテウス解剖学アトラス,医学書院,2007


足根骨には、踵骨、距骨、立方骨、舟状骨、内・中・外側楔状骨の7つ

中足骨には、第一〜五中足骨の5つ

趾骨には第一趾に基節骨、末節骨、第二〜五趾に基節骨、中節骨、末節骨が

それぞれにあり、趾骨には14つあります!


踵骨と立方骨の上に距骨、舟状骨、楔状骨が載っているような状態です!

距骨は下腿の脛骨、腓骨に挟まれる形でつながっており、体重を受け止めてくれます!

この距骨の位置、向きが姿勢を意識する上で重要になっていきます!


また、

足にはアーチが3つ(内側縦アーチ・外側縦アーチ・横アーチ)あり、

脚を蹴りだす力

衝撃の吸収

足底の筋肉や神経の保護の作用があります!

これらが連携しておわんの形をしたようなドーム構造になっています!

内側縦アーチは足の内側縦方向の一番大きなアーチで、一般的に「土踏まず」と呼ばれる部位です!

(かかと~中足骨先端までの範囲)

外側縦アーチは足の外側縦方向のアーチで外見上はわかりにくいが小さなアーチがあります!

(かかと~中足骨先端までの範囲) 

横アーチは中足骨部横方向のアーチです! 

プロメテウス解剖学アトラス,医学書院,2007


O脚気味の方や母趾での踏ん張りが弱い方は

距骨が内側に倒れ(回内)、土踏まずを形成する内側縦アーチが

押しつぶされていることが多いです! 


内側縦アーチが押しつぶされると衝撃吸収作用が働かなくなり、

膝痛、腰痛の原因となることもよくあります!

また、姿勢の歪みの原因にもなりやすいので注意が必要です!


いかがでしたでしょうか?

膝痛、腰痛の原因がまさか足部にあるとは!と思われた方も多いとは思いますが、

小さな面積の中で身体全体を支えているため重要な役割を担っている部分です!

不調の原因は足元にあるかも???

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